マレーシア株式 投資ガイド ~マレーシア株式の魅力~

マレーシアの将来性

① 「ビジョン2020」

マレーシアは「ビジョン2020」を掲げて2020年の先進国入りを目指しています。計画では所得の分配、社会福祉の拡大、インフラ投資の強化、グリーン技術等の成長分野の育成などを通じて、一人当たりの国民総所得の引き上げ、年平均5~6%の経済成長率を目指しています。

② 農業と工業と観光

1980年代においては主にすず、パーム油、天然ゴムなどの天然資源を生みだす農業国としての顔だけでした。しかし、近年では電子、電気製品を中心とする工業品輸出国としての顔も併せ持っています。観光では、外国人訪問者数が世界14位 2,572.1万人(2015年 国連世界観光機関調べ)。人気のペナン島を初めとした多くの観光資源を有しており、政府も積極的に観光客誘致に力を入れています。

③ ITインフラ整備

政府が積極的に進めるITインフラ設備投資により、世界のIT企業から注目されています。マレーシア生まれのタクシー配車サービス企業「Grab」は、ソフトバンクが2.5億ドル出資し、筆頭株主となっています。アメリカのIT企業デルもマレーシアに生産拠点を移転しています。また、クアラルンプール周辺のサイバー都市「サイバージャヤ」の建設、IT技術者の育成など将来に向けての投資も併せて行い、2020年には優秀なIT人材数が日本を越えると予測(野村総研予測)されています。

④ マングリッシュ!英語大国マレーシア

世界でも有数の複雑な民族構成を持つ多民族国家であることから、他民族間での会話は英語で行われています。そのため、マレーシア人は誰でも英語でコミュニケーションが取れます。マレーシア独特の訛りがある英語は「マングリッシュ」といわれており、マレーシアはアジア圏で最大の英語力をもつ国とされています。マレーシア人の誰にでも英語が通じる事が、海外の人や企業の進出を促し、今後も好調な経済発展を続ける要因となるでしょう。

マングリッシュ!英語大国マレーシア